アメリカ初ライド

アメリカ初ライド −

晴れ→午後から雨


7時に起床する。朝食のクッキーを食べる。カントリーマアムみたいな感じですごーく甘い。
通常の練習の補給に良い感じだ。着替えてSteveがくるのを待つ。

8時過ぎにDenise の運転でSteveが迎えに来てくれる。


車はピカピカではなくホコリっぽくてこれがまた渋いといった感じのシボレーのピックアップ。(にホロがついている)

無理くり前列に4人(大の大人3人と僕1人)座って、steveが荷物のところで寝転ぶ。
この状態で麓までいく。


車で15分ほどでTRAIL HEADにつく。用意をしていると、ローカルライダーが集まってくる。


この光景は日本での僕たちのスタイルと同じだ。日本から3人 + ローカル5人ということになった。
Steveと他2人はシングルスピードだ。34×20というギアだ。登りもあることやし、大丈夫なのかと思う。
おまけにタイヤは2.5というファットタイヤ。尚更だ。



いよいよスタートとなる。どんなコースだかわからない。
とりあえず、steve達についていくしかない。Schultz Creekというトレールを登る。
緩やかな登りだが、所々に急に勾配がきつい登りがある。


おまけに岩がごろごろしていてタイヤが空転する。ゆっくりトルクをかけて登るようにする。
皆、始めはゆっくりペースだった。ペースを上げたのは僕であった。
Steveが「Go Ahead!」と言ってくれたので、先頭を引くことに。さらにスピードを上げた。


息が荒くなる。そうだったここは2000mくらいと聞いている。心拍が落ちず苦しくなっていく。
そして先頭をSteveに譲り、後をついていくことに。ここまでくるとSteveと僕だけになっていた。


所々の登りでもSteveは力強いトルクで登っていく。僕はセンター×ローで確実に登っていくが、
しんどい。しばらくすると後をついていけなくなる。

シングルスピードとファットタイヤで離されていくなんて信じられない。
数十メーター先にSteveが見える状態でTRAIL HEADから30分弱ほど登ったとこ ろの開けたところで一旦止まる。


Steveが「よくそんな小さい体でついてきたな(たぶんそんな感じ)」と言ってくれるが、負けてしまった。
こちらは普段乗っていないフリーライドバイクとはいえ、Steveも条件は同じ、それ以上に悪い。
後で聞くと、Steveは全米のMTB100マイルレースのシングルギア部門で20位くらいに入るほどだそうだ。
どおりで早い。



後続がくるのを待つ。立っているとくらくら立ちくらみがひどい。ここは3000m近くまで来ているらしい。しばらくするとDeniseが来る。彼女もかなり走れるようだ。Y氏、T氏も到着する。苦しそうだ。



あと少し登るようだ。ダブルトラック、ジープロード、さらに頂上付近にくるとジーブロードの脇にスムースなシングルがあるのでそこを走ったりと。


周りを見渡すと景色がすばらしい。日本では味わえない感じだ。ここでまた景色を見ながら休憩する。



次はいよいよダウンヒルだ。LittleBearというトレー ルを下る。シングルトラックで所々岩が剥き出しになっている。
ラインをミスるとハンドルをこじってしまいそうだ。とりあえずSteveの後をつける。


当然初コースなので、何が来るかわからない。Steveのライン通りについていく。
1ヶ所少し平坦になったところで岩にハンドルを取られボテごけする。このセクションはなんとかSteveについていけた。



この下りでローカルライダーのモーガンが前転しハンドルを折ってリタイアする。危険なコースだ。
下っている途中、野生の鹿や、乗馬の人もいて日本とのスケールの違いを実感した。




この時点になると雷が響きだす。言われていた通りだった。
昨日Deniseが雨具を貸してくれていたので、助かった。しばらくすると登りがあった。
ダブルトラックほどだ。この辺りで雨が強くなりだした。気温も下がってきたので、皆雨具を着ることに。



しばらくするとジープロード or ダブルトラックのスムースなダウンヒルになった。
雨は降っているし、水たまりも多くドロドロになる。スムースなのでハイスピードでSteveについて行く。

バンクも多くとにかくハイスピード。1ヶ個所岩場があり、ラインをうまくとることができず、Steveから離れる。
しばらく下ると見覚えのある場所へ。元の場所に戻った。3時間程のライディングだった。



昼からはSteveの家に行き、バイクのメンテナンスをさせてもらった。



Steveが僕の走りを気に入ってくれたみたいで、呼び名をつけてくれた。
「L.B.」だ。(何の略かは考えてね。)
でもこれはいい意味で走りを称えてくれた証拠じゃないかなと思う。



夜はSteveGarro家で今日いっしょに走ったローカルライダーでカーペンターのSteveもきてくれた。
そしてトルティーヤ(タコス?)をご馳走してくれた。仕込みはSteveが全部やっていた。


ご飯はほとんどSteveが作るみたいだ。
トルティーヤはチキンが入っていてピリカラでおいしかった。
アメリカにきて初めてご飯がおいしいと思った。
そしてSteveやT氏はビールをおいしそうにいっぱい飲んでいた。
Steveはやや飲みすぎといった感じだったが・・・。


明日はまたスゴイとこへ連れて行ってくれるみたいだ。楽しみだ。