日本からアメリカへ
荷物が多いから、関空まで車で行き、車を預かってもらうサービスを利用することにした。
(8泊9日で11,400円なり)
途中、今回の旅を誘ってもらったT氏を迎えに行く。
やはり車で荷物を運べば、楽チン。帰りも楽やしね。お金は少々掛かるけどね・・・。
関空に到着し、搭乗手続きを行う。ここはまだ日本、まだ日本語が通じる。
今後こういうやりとりで苦労するとは・・・。
本日は関空からサンフランシスコまで行き、
そこから国内線に乗り継ぎフェニックスまで行くこととなる。
海外に出たことのない僕は、これから先が未知の領域。
T氏にいろいろと教えてもらいながら行動する。
機内に搭乗し、やれやれと思っていると、いきなり男のクルーが話しかけてきた。
なんだかよくわからないが、席を替わってほしいと言っているようだ。
しかし内容がよくつかめず、???としていると結局T氏の隣に座ることに。
こんなことではこれから先が思いやられるなぁー。
同時にもう既に外国 へ一歩踏み出したということに気が付く。当然隣人は普通に話しかけてくる。
固まっている僕にT氏はアドバイスをしてくれた。
「人に何かしてもらったらサンキュー!と言うように。」当たり前のことだか、できてなかった。
飛行機は既に関空から飛び立っていた。現在の進行状況を画面に見ながら、
日本が段々遠ざかっていく。あまり実感が湧かない。
隣のアメリカ人?らしき人は落ち着きがない。姿勢やCDをしきりに変えたり、
首を左右に振ったりとしている。席が狭いのかな?僕には席は、丁度良かった。
機内食のテリヤキチキンみたいのはおいしかった。添えてあったご飯は柔らかすぎだったが、
テリヤキの味が染みてよかった。機内食も結構いけるもんだ。
サンフランシスコまでは遠い。乗ってから8時間くらいして、朝食が出た。
耳なしのトーストでハムとチーズと卵が挟んである。これもおいしかった。
乗ってから9時間過ぎで、サンフランシスコに到着。モニター画面を見ると日本から9000Km。
しかしまだ外国へきたという実感はない。
− フェニックスへ −
着いた時間は8月6日のAM9:35。日本より16時間遅くなる。
次は、フェニックス行きの国内線に乗り継がないといけない。出発は11:15だ。
サンフランシスコ空港で、入国審査を受ける。が、そこにはたくさんの日本人が・・・。
乗り継ぎに間に合うがどうか心配になり、緊迫する。
帰りは一人でこのサンフランシスコ空港で乗り換えをしなくてはいけないので、
空港の様子をよく見おかないといけないが、それどころではなかった。
結局、入国審査の窓口が広がり、事なきを得た。バゲッジクレームへ向かう。
ここで東京から参加のY氏と合流。僕はY氏とは初対面なのでここで挨拶。
次は、フェニックス行きの国内線に乗り換えなくてはならない。荷物を持ってゲートへ向かう。
機内に乗り込んだらそこはアメリカ人だらけ。日本人らしき人はいない。
ここでやっとアメリカへきたんだと実感する。でもまだ外の様子が余り見えない。
早く外の空気を吸いたい。
約2時間程でフェニックス空港到着。バゲッジクレームへ行く。
T氏の荷物はすべて出てきた。Y氏と僕のバッグが出てこない。
自転車は出てきているのだが・・・。なかなか出てこない。嫌な予感がする。
Y氏といっしょにバゲッジクレームの事務所へ向かう。
Y氏がバックが出てこないことを係員に説明してくれる。どうやらロストバゲッジしてるようだ。
運がよければ次の便でくるはずと言う。
次の便の到着は5時。それまでは待てない。T氏が今回の最初の訪問先の住所を控えてあったので、
そこに届けてもらうことになった。本当に届くのか心配だった。しかしそうするしか方法はない。
不幸中の幸いといえることは、1日分のジャージ類を手荷物としてもっていたことだ。
これはT氏のアドバイスがあってやっておいたことだ。とりあえず明日は走れる。T氏に感謝。
今回のアメリカの移動の手段はレンタカー。というわけで、レンタカーの手配へ行く。
T氏とY氏が手配を行う。手馴れている。さすがだ。
車のおいてあるところまでは、バスで移動する。外の出ると異様な暑さが・・・。
大阪なんか比べもんにならないくらい暑い。ここでは自転車は乗れないと思えるほどだ。
バス停までいくと、元気なおじいさんの運転手が大声を上げて出迎えてくれる。
荷物の積み込みもさせてもらえない。テキパキと仕事をしている。
バスに乗り込むと一人一人にガムをくれる。完全に向こうのペースにはめられていた。
20分くらい乗って車の置いてある広い駐車場につき、対象の車のあるところまで送ってくれる。
車はNISSANの「ARMADA」というランクルより少し大きい感じだ。
「色はどれがいい?」2台の中からどちらを選ぶということだ。白を選んだ。
荷物を車に移すときも、おじいさんが仕切ってやる。少しでも手伝おうとすると、
「俺にまかせろ!」と言わんばかりである。参りました・・・。
− フラッグスタッフへ −
Y氏の運転で、これから最初の目的地であるフラッグスタッフへ向かう。ハイウェイに乗って向かう。
途中の景色はまさにアリゾナといった感じで、赤い土とおおきなサボテンがたくさん見える。
写真や映画でみる風景そのまんまだ。しばらく走ると気候も涼しくなってくる。
それもそのはず、標高1500m程のところまで来てきるようだ。
前方に高い山々が見えてくる。この辺りがフラッグスタッフらしい。
ハイウェイを降り、街中を走る。観光地だからなのか、高い建物は一切ない。
空が広く見える。広大な感じがする。
次にフラッグスタッフに4泊するので、モーテルを探す。適当な所をさがして、
事務所へ行く。T氏とY氏が交渉してくえる。この辺りは観光地なので、土曜日の料金が高い。
決めたモーテルは土曜が80$、あとは60$(1部屋)。初めてのモーテル。
お世辞にも余りきれいとはいえない。でも大体イメージしていたものだったのでこんなもんかぁと思う。
その後、モーテルからT氏が、フラッグスタッフの訪問先のSteve Garro宅に連絡する。
彼とのつながりは、T氏が去年オレゴンで一緒にはしったユージンという人から紹介してもらったようで、
事前に連絡を取り合っていたようだ。そしてSteveは、COCONINO CYCLESというブランドのビルダーだ。
T氏が連絡すると、家まで来いということなので、住所を頼りに車で向かう。
行けそうにもない感じだが、T氏とY氏の直感で着いてしまった。すごい!。
そしてSteveに会う。Steveは仕事中にも関わらず、いろいろなパイプを見せてくれたり、
自転車を見せてくれた。しばらくすると彼の奥さんのDeniseも犬の散歩から帰ってきた。
自転車にのってトレールを散歩していたようだ。日本ではありえない。
しばらくするとSteveがビールを持ち出してきて進めてくれる。ビールが大好きなようだ。
こちらはT氏とY氏が好きなので、T氏も一緒に飲んでいた。自由気ままな生活観あふれていた。
そして明日のライドの打合せをする。8時にモーテルまで迎えにきてくれるようだ。
この辺は午後になると雨が必ずといって降るようである。
しかしバッグが届いていないので、雨具がない。Deniseから僕のサイズにあう雨具を借りる。
そして僕たちはモーテルに戻ることになった。
途中、アメリカらしいスーパーへより、明日の朝食と補給食を調達することに。
スーパーは「FLY’S」といって、カルフールの小さい版というイメージだった。
朝食にでかいチョコクッキー、補給には水、ドライフルーツ、パワーバーの日本にはないバージョン、
クリフバー、スニッカーズ等・・・。甘いもんばっかし。
その後はダウンタウンにて夕食を食べる。カフェのようなメキシカンのお店にいく。
当然メニューはわかりません。「club・・・」というメニューがあったので、
これはカニ?と思いつつ注文したらなんとでかいコロッケが・・・。
もしかしてカニクリームコロッケか?カニの味など全然しない。
T氏とY氏にも食べてもらうが、これは食えねぇなと同情してもらう。
困ったときはチキンを頼めとアドバイスしてもらった。